監修医 元ハーバード大学准教授 麻布医院 院長 髙橋弘
カテキン、ポリフェノール、β-カロテンといった植物が作り出す天然の機能性成分の総称です。
ファイトケミカルには大きく7種類の作用があり、その中の1つが脳や骨をはじめとした全身への老化防止作用です。
歳を重ねるごとに、肌だけでなく血管、骨、脳といった体の中でも老化は進んでいきます。この老化防止作用は骨を丈夫にしたり脳の記憶力を高める働きがあります。
今回、ファイトケミカル第一人者 元ハーバード大学准教授 麻布医院 院長 髙橋弘先生に、オススメのファイトケミカルを紹介してもらいます。
老化は体の内面でも起きており、歳を重ねると細胞の若返るスピードが落ちてきます。例えば、骨の細胞を若返らせる女性ホルモン「エストロゲン」が減少すれば「骨粗しょう症」の原因になり、脳の神経細胞の若返りが遅れれば、「認知症」になってしまいます。
若いと思っている人でも、生活習慣が乱れている人は老化スピードが上がってしまいます!
骨の老化によって骨粗しょう症が進めば、骨が折れやすくなります。太ももの骨が折れてしまったら、寝たきりの生活になり、そのまま筋肉が衰え思うように歩けない体になることもあります。その先には動けないことで急激に認知症が進むなど更なるリスクも潜んでいます。
野菜や果物に含まれるファイトケミカルの中でも老化防止作用が強いものを摂ることで、認知症や骨粗しょう症などのさまざまな病気から体を守り若々しく保ってくれます。